Ricotte〜アルペンブルの歌姫〜
かつて造船で栄えた町、クワルク。今では人も少なくなり、稼動している工場も数えるほどになってしまっている。
そんな寂れた町の一角にあるパブでピアニストとして働く主人公はひょんな事から“リコッテ”と名乗る少女と一緒に暮らすことになる。
無邪気でわがまま、そのうえ世間知らずのリコッテに散々悩まされる主人公だったが、リコッテがとんでもなく歌が上手いことに気がつく。
パブをステージにして二人の演奏は好評を得ていく。
そして、リコッテの告白――。
「歌姫って知ってる? 私はね、そう呼ばれてたの」
アルペンブルという大舞台を目指す若者と、そのアルペンブルを逃げてきた歌姫のお話です。
100年以上前のヨーロッパが舞台ですが、それほど気にはなりません。
昔のヨーロッパが舞台だというのは物語の雰囲気作りでしょうし。
現代の日本に物語をトレースすることも可能だと思われます。
タイトルにリコッテというメインヒロインの名前を冠しているように話の中心はリコッテです。
嫌な言い方ですけど、他のキャラはリコッテとパノンの引き立て役と化していますね…。
このゲームリコッテしか攻略できません。ロリ御用達のゲームです…違…。
リコッテ以外のキャラクターと『行為』自体は出来きますが、殆どオマケですね。
真性のロリな人にとっては無くてもいいんじゃないのか? と思えます。
相対的に『行為』そのものはリコッテがどのキャラクタよりも多いので、ある種のマンネリ防止とも思えます。
ストーリー冒頭の選択肢でストーリーが二つに別れます。その後の選択肢もADENDになるものがあるだけなので物語の大筋は変わりません。
物語はAllegro編とLargo編の二編があり、主人公の性格とストーリーが別のモノになっています。
Allegro編
リコッテと出逢って二日でヤっちゃいます。早すぎます。しかも殆ど炉に対する好奇心でやっています。そこに愛が合ったのか怪しいです。
…素晴らしい積極性ですね。
…話の中盤で行為の最中にリコッテが初潮を迎えるとは思いませんでした…。
ソフ倫が如何にいい加減な機関であるのか、再認識する事になります。
リコッテしても、『初恋』の乳歯イベントにしてもRUNEはチャレンジャーなメーカですね。
エロを抜きで見てみると…
とても良いお話です。心が和むタイプの話ですね。
…「うそ×モテ」と同じライターとは思えません。
物語は予定調和で進んでいきます。
プレイしていて裏をかかれることはほぼありません。
それに非常にお約束が多いです。どんな展開でも先を読むことが出来て、ほっ‥と安心して楽しめる事ができます。
物語のほのぼのしていますね。重たい話も多少ありましたが、悪人は一人も出てきません。一見しただけでは悪人の様な人でも何らかの確執がある程度で基本的には立ち絵があるような登場人物はいい人しかいません。
あ〜人さらいに立ち絵がありましたね。
些か冗長な感もありましたが、それでも最後まで飽きずにプレイできます。
特にリコッテとパノンの兄妹だと身分を偽っていたのでその間の兄妹プレイが非常に良かったです。
まあ、兄妹プレイ抜きにしても…うーん、このゲームは非常にキャラクタが立っているんですよね。
リコッテにしても他のキャラにしても、掛け合いは見ていて飽きません。
特にリコッテのキャラクタは秀逸です。ロリでは無いつもりでしたがその自信が揺らぎ始めました…。
‥ホントにリコッテは可愛いんですって、性格はいかにもな子供で、泣いたり、怒ったり、笑ったり、たまに大人ぶってみたり…。
本当によくコロコロと表情が変わります。特にリコッテの得意げな顔の時の猫口は良いです…うむ。
最後までお約束と予定調和で埋め尽くされていますが、いいお話でしたね。
‥大の大人が二人してロリ(リコッテ)を取り合うのにはバカウケしました。
Largo編
プレイ中です。クリアしたら追記します。
…あのAllegro編は自信家っぷりはどこに影を潜めたのやら…。
佐藤裕美さんがリコッテの歌役をやっているんですが(リコッテ自体は別の人)、「う〜ん、これって巧いの?」と、首を傾げたくなりました…。
リコッテの歌を賞賛するテキストと照らし合わせると少し笑えます……その辺は考えるな感じろ!って事ですかね?
佐藤裕美さんが声を幼くして歌っているので、本来の歌唱力で歌えてないっぽいですね…。
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