エロゲ2004 Best10
10位 『Canvas2〜茜色のパレット〜』(F&C)
2004年にプレイしたソフトが合計10本なので、否応なしにTOP10入りです。
主人公が前作に比べてマシになったのが唯一の救い。でも相変わらずのダルダルな性格。プレイしているコッチがダレてきそうです。
エリスの声は必聴。馴れれば病み付き。その今にも死にそうな声はどこから出してるんだ?
シナリオは王道です。ロードオブキング。エッチはヌルヌル。マイサンもしょんぼりです。
お気に入りキャラ:エリス
お気に入りシナリオ:エリス
9位 『ラムネ』(ねこねこソフト)
健ちゃん&ぽんこつ神話はどこまで続くのだろうか。
このシリーズはこれで三作目です。そろそろ片岡とも氏の健ちゃん&ぽんこつに対する偏執に狂気を感じます。メーカーの色で済む問題か?
エロなんですが、エッチ音の音に「じゅちゃじゅちゃ」「じゅぶじゅぶ」といった擬音をテキスト上に書くのは止めてください。
複数のライターがいるのにもかかわらず、ヒロイン全員のエッチシーンに「じゅちゃじゅちゃ」と入れていることはライターの総意なのか、もしくは上からの指示なんでしょうか?
ハッキリ言って萎えます。特にヒカリのエロシーンはなんじゃこりゃな内容。
お気に入りキャラ:鈴夏(接近戦型)
お気に入りシナリオ:多恵先輩
8位 『Life Like』(HOOK)
地の文が全くないという面白テキスト。文章の全てが会話のみで構成させています。おかげで小学生の低学年にやらしても理解が出来るでしょう。
典型的なキャラゲーですね。キャラ以外見るトコロないかも。シナリオなんて二の次三の次。とあるヒロインの個別シナリオなんかは違った意味で驚かされました。純粋なまでにオタの欲望丸出し。
エロは意外と頑張っています。基本的に複数回ですし、キャラによっては3回、4回と続きます。
お気に入りキャラ:宮里結未
お気に入りシナリオ:高坂姫子
7位 『3days -満ちてゆく刻の彼方で-』(Lass)
ベジータに始まりベジータに終わる猟期でループな素敵ゲー。
ベジータ様の「やっとみつけたぞ〜」というボイスで今までの緊張がガクッと落ち込みます。もう何も怖くない。
展開も凄い。ループで猟期という枠では収まりきらない。ネタバレになるから言えないけど凄いなんてもんじゃない。
デッサンも凄い。狂いっぷり。たまに顔がひしゃげてる。
誤字も凄い。本当に校正したのかが気になるぐらいの誤字。でもエンディングが好みだったので個人的に評価高し。超切ない。
お気に入りキャラ:藤見たまき
お気に入りシナリオ:藤見たまき(ほとんど共通だけど)
6位 『そらうた』(FrontWing)
とにかく主人公がむかつくゲーム。
設定と複数ライターの所為もあるかもしれませんが、おそらく彼のような人のことを総合失調症と言うんでしょう。
物語は前身に当たる『ゆきうた』に比べていくらか救いがあります。吐き気がするほどの鬱を期待していたのでガックシ。
メインヒロインの位置に座っている霊子が辛い。辛いというかキモイ。「霊子」という不吉極まりない名はなんだろう。イジメ?
そしてなによりあんなグランドフィナーレは納得出来ないよ!
エッチシーンが凄い。実況です実況。ヒロインが自分の身に何が起きているのか事細かに実況してくれます。
「ニーソックスも、靴の中も、わたしの中のいやらしいお汁で、グチョグチョになっているの……!」
彼女たちはコトの最中に随分と余裕があるようです。
お気に入りキャラ:佐倉知夏
お気に入りシナリオ:永澄真奈
5位 『グリーングリーン2 恋のスペシャルサマー』(GROOVER)
野郎衆のお馬鹿なノリは相変わらずです。女性の数より男性の数の方が倍以上多いぜ。何考えてるんだ。
それのこそが、このメーカーの特色でもあるので、そんなツッコミは今更でしょうけど。
EDがちょっとアレです。主人公のとある設定が大前提にあるので、仕方がないのでしょうが、どーにもスッキリしないEDが多いです。
『そらうた』で期待していたモノがこっちであったみたいな。
○○○救済がグリーングリーン2という物語だったんでしょうか。結局は3の繋ぎに過ぎないんですかね。
エロは1よりマシにはなったもののやっぱり薄い。アニメやOVAやらではあんなに頑張っているのになんだこの体たらくは。
……いや、アニメもOVAも観たこと無いですが。
お気に入りキャラ:丘野ひまわり
お気に入りシナリオ:川瀬真菜
4位 『Fate/stay night』(TYPE-MOON)
早くも4位に登場の『Fate/stay night』。いや、もちろん好きなんですよ。
とにかく桜ルートがキツイです。辛いんです。キツイて辛いのに一番長いなんてそりゃねぇべさ。
それに何かと設定の説明が多い。好きな人にはたまらないでしょうが、それがちょっと冗長に感じました。
エロが記憶に残ってないですね。長い割にはエロエローというワケではなかったです。ボイス無ですし。
元より抜けるような絵じゃねぇべさ。
お気に入りキャラ:イリヤ
お気に入りシナリオ:遠坂凛
3位 『CLANNAD』(KEY)
そもそもエロゲじゃねえだろ。でも三位にランクイン。今までのKEYの作品の中で一番エロかったのは間違いなし。全年齢なのに18禁よりエロいという矛盾。
とにかく遊び尽くせる作品。選択肢によるシナリオの変化パターンは凄まじいです。バスケットやおまじないイベントはもちろんのコト、
無闇に立てたフラグがほかのシナリオで使用されたりするのには驚きました。ヴィジュアルノベルとしての難度が高いですし、ホント隅々まで遊べる作品です。
デバッグには相当な時間が掛かったでしょうね。
ギャグのレベルも『Kanon』『AIR』に比べて向上しています。
キャラの精神遅滞もいくらかマシになった模様。ことみがちっとばかし重篤でしたが。
お気に入りキャラ:伊吹風子
お気に入りシナリオ:After
2位 『神樹の館』(Meteor)
田中ロミオの異色作。
エロゲには珍しく地の文が三人称です。とにかく文章が堅く、文学的な表現が多い作品。
山岳信仰や九十九神といった日本古典の知識が頻出するので、頭の中で情報を整理するのが大変です。
好きな人と嫌いな人が二分される作品だと思います。体験版があるので先にそちらのプレイすることを推奨。
ロミオ氏はロリに信仰があるようで、子供特有の無邪気さ、聡明さを書かせたら右にでるものはいないでしょう。
ロリ担当である双子のシナリオはそういう意味でも最高です。
エロスはまぁ今までの氏の作品に比べたらエロエロですが、実用に堪えうるのか聞かれてたら首肯は出来ません。
メディ倫は肛門をモザイク無しで描写できるので、本作品では肛門にモザイクがありませんが、あまり期待しない方がいいでしょう。
なんせ×(バッテン)だし。
お気に入りキャラ:竜胆
お気に入りシナリオ:竜胆
1位 『らくえん 〜あいかわらずなぼく。の場合〜』(TerraLunar)
つい最近独立した月面基地前の作品。オタによるオタのためのオタでオタなエロゲー。
とにかく独特なテキストセンスが素晴らしい作品。キャラクター・シナリオ共に素晴らしい。
オタではなくダメな人間だと自覚している人にもやって貰いたい作品。
無い才能を補う分、頑張って頑張って頑張り抜いたが、やはり成功しない結果が得られない、そんな世界を経験したことがある人にオススメ。
胸を打ちます。
とにかくテキストが凄い。
(以下略)で略されるほどの長さを誇る台詞、台詞、台詞。コミフェの説明シーンは数分に及ぶのにかかわらず、何度も見てしまいます。
作品自体に派手な演出はありませんけど、演出の丁寧さは思わずため息が出ます。惜しむのは男性にヴォイスがないことですね。これは勿体ない。
エロは……あ…ー、ねぇ?
抜けるような作品ではありません。でも想像以上にはえっちぃかと思います。うん。
お気に入りキャラ:杏
お気に入りシナリオ:亜季
●総括
プレイしたゲームが10本しかないので、去年発売でプレイしたゲームを単に好きな順番へ並び替えただけですが、
ココの販売売り上げランキングを見る限りでは有名どころは押さえていると思います。
ただ、『デュエルセイバー』と『姉、ちゃんとしようよっ!2』をプレイしていないことです。
この二本を押さえていないのはエロゲオタとして失格でしょう。
今度アキバに行ったときにでも考えてみます。特に『デュエルセイバー』のキモウトを堪能したい。
掲示板等でキモウト話を読んだ限りでは絶対好みそうなんだよなぁ。
●余談
よくよく見てみれば私としたことが、妹が出てくるゲームを三本しかプレイしていません。
『Canvas2〜茜色のパレット〜』『ラムネ』『らくえん 〜あいかわらずなぼく。の場合〜』の3本だけです。
『Canvas2〜茜色のパレット〜』は厳密には従姉妹であって、妹じゃないですけど。
『ラムネ』なんて背徳感の「は」の字も無しにヤっちゃってるし。つーか、そもそも鈴夏シナリオは病的につまらん。
ツボだった妹は『らくえん 〜あいかわらずなぼく。の場合〜』の杏と亜季だけですね。あーでも、今思えばエリスも結構好きかも。
back
index
|